今秋の北陸で万葉歌人大伴家持、その軌跡が1300年の時を超えて蘇ります。
大伴家持はもともと武門の名家の出身ですが、越中国守として今の高岡に派遣された5年間はまさに歌人として翔いた時代でした。北陸の美しい景色に魅了され詠まれた歌からは平成の時代にも時を超えて感動が伝わってきます。
家持はその後、都に戻ると権力闘争の渦に巻き込まれていきます。家持が一番輝いたゆかりの地、北陸の3都市が連携し、初めて“人間”大伴家持のヒューマンドラマが実現します。
タイトルロールは狂言和泉流宗家に生まれ伝統と革新の中で芸を開拓し続ける和泉元彌。その妻大嬢にとよた真帆、家持にとって大きな存在であった叔母の郎女に池上季実子、ライバルとなる藤原仲麻呂に川野太郎。さらに各地から選ばれた合唱、舞踊団、エクストラが舞台を盛り上げ、等身大の人間家持が浮かび上がります。
(ストーリー)
三十六歌仙の一人でもあり、「万葉集」を編纂した歌人として有名な家持は、歴代天皇の警 護などにあたる大伴一族の長者であり政治家としても名を残している。越中国守となり歌人 として翔いた時代から、都に帰り「奈良麻呂の変」までの家持の最も華やかしきドラマチッ クな時代にスポットを当てる。恋多き男として、坂上郎女(叔母)、大嬢(妻)、妾などとの愛 に揺れながらも、政治の中枢とで藤原家との壮絶な権力闘争に巻き込まれていく家持、その 波乱万丈のヒューマンドラマが始まる。
日時:平成29年11月30日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:金沢市文化ホール
料金:4,000円(全席指定) ※当日500円増し
※未就学児入場不可
チケット取扱い:金沢市文化ホール
石川県立音楽堂チケットボックス
ローソンチケット(Lコード57139)
チケットぴあ(Pコード 480-879)
出演:大伴家持 和泉元彌
坂上大嬢 とよた真帆
坂上郎女 池上季実子
藤原仲麻呂 川野太郎
大伴池主 新藤栄作
橘諸兄 大橋吾郎
橘奈良麻呂 小笠原健
大伴家の家来・みずち 本多真弓
大伴家の家来・蓮 古村勇人
金沢オペラ合唱団
日本洋舞連合
主催:(公財)金沢芸術創造財団
助成:(一財)地域創造
公演:北國新聞社、北陸放送、エフエム石川
お問合せ:(公財)金沢芸術創造財団 事業課
TEL 076-223-9898(平日9:00~17:00)